吉祥寺の特徴

HG097_72A

井の頭恩賜公園などのどかな住宅地が魅力

吉祥寺といえば都内でも大人気の中央線沿線のエリアとして知られています。

住所としては23区外となる武蔵野市ということになっていますが、住居地としてはある意味23区以上のネームバリューがあると言ってもよいほどです。

過去には「東京の住みたい街」としてランキング第1位にもなったこともあり、若い世代にとっては特に憧れの強い場所と言えます。

駅前から商店街が伸びており駅周辺に大きなデパートがあるので、駅を出てすぐに過ごしやすい場所であることがわかります。

駅からほど近くにある元町通りには「元町商店街」という今も近隣の住民の生活の拠点となっている店が立ち並んでおり、良い意味で下町らしい和やかな印象を与えてくれます。

歴史的には武蔵野市は1~2万年前から人が住んでいたとされる古い住宅街であり、今も井の頭池畔御殿山からは石器が発掘されています。

本格的に東京で都市化が始まる明治~大正期までは武蔵野市近隣は農村地帯であったということもあり、玉川上水や井の頭恩賜公園に残されているような豊富な自然資源が今も残されています。

その後東京中心地で関東大震災が起こり、軍需産業などが多く作られるようになったことから郊外となるこの地域にも都市化の波が押し寄せました。

ハモニカ横丁の独特の雰囲気

吉祥寺という街の魅力を高めるものの一つとして「ハモニカ横丁」があります。

ハモニカ横丁とは吉祥寺駅のすぐ近くにある小さな商店街の集まる界隈のことで、かつては戦後の闇市場として使用されてきたといいます。

今も当時のような庶民的な喧騒や活気は損なわれることなく受け継がれており、小さな軒先で生活用品が販売されており立ち飲み屋など安く楽しめる飲食店が見られます。

東京都内には他にも新宿ゴールデン街など同じように裏路地から独自の文化を発信していた飲み屋街がたくさんありましたが、現在では都市計画や建物の老朽化によってほとんどが移転や改築をされています。

その中にあってこの吉祥寺のハモニカ横丁は当時のまま営業が続けられており、それどころかこの独自の雰囲気を前面に出し新しいユーザーを獲得するに至っています。

戦後間もない時期にできた闇市はその多くが粗末なプレハブ造りをしていたので現在までには改築を繰り返し少しずつ様子を変えてきましたが、中には当時の様子を伺うことができるような年季の入った建物も見つけることができます。

狭い町並みに詰め込まれるようにできた店がほとんどなので、中にはほんの1畳ほどしかないような狭い間口で営業している店もあったりします、

そんな今では珍しくなった特殊な作りをしている建物を見ることができるのも吉祥寺ならではの楽しみです。

コンパクトシティだから地元の密着度が高い

決して華やかな繁華街ではないはずの吉祥寺がどうして毎年のように「住みたい街」ランキングの上位に食い込んでくるのかということについては、これまで数多くの研究がされています。

その結果としてわかったのが吉祥寺駅を中心とした住宅エリアが、狭い範囲の中に複数の施設を含んでいるコンパクトシティであるということです。

吉祥寺で生活をしていると、徒歩圏内に生活のための商店街があるだけでなく自然を楽しめるスポットがあり、かつ大学や文化施設も多く存在していることに気が付きます。

住民参加のイベントも多く開催されており、子育て世帯から学生などの若者世代、さらに高齢者にとっても暮らしやすい環境が整えられています。